結婚式のゲストとして参列する際、身だしなみについてアレコレ悩んだことはありませんか？ 「華やかにしたいけど、このアクセサリーはマナー違反じゃないかな？」とか「地味すぎていないかな？」などと楽しみな反面、気にしだすと悩ましいことがたくさん！ いざ参列をしてみて、「ちょっと浮いているかも？」なんて後悔したことがある方も少なくはないはず。 当日、恥ずかしい思いはしたくないという方にぜひ読んでほしい結婚式の服装やアクセサリーのマナーを今回はご紹介いたします。
結婚式のお呼ばれ服装マナーの原則
大前提に花嫁より目立たないこと
派手すぎて花嫁さんよりも目立ってしまうのは絶対にNG！花嫁さんを引き立たせることを意識しましょう。 また絶対に避けたいのは、花嫁さんのウェディングドレスや白無垢で着用する「白」のコーディネート。主役である花嫁さんを引き立たせることを意識しましょう！ 真っ白以外にも、クリーム色やベージュ、などの薄い色のドレスも写真写りによっては白と同化してしまうので注意が必要です。 淡い色のドレスで行きたい方は、締め色のショールやボレロを合わせると良いですね。「お葬式」を連想させる全身黒も控えよう
全身上から下まで真っ黒も、喪服を連想させてしまうので、お祝いの場では控えるのがベターです。 ストッキングの黒は特にマナーとしてNGです！ 黒のドレスを選ぶ際は、肌色のストッキングに明るい色や差し色の小物や靴を合わせて、華やかさを出しましょう！正しい服装の種類とポイント
結婚式の格式や立場、時間帯(昼・夜)によって、実は服装のマナーがそれぞれ異なります。 結婚式でいう「正装」は、主に「正礼装」「準礼装」「略礼装」の３種類の格式があります。 会場の雰囲気や時間帯（昼・夜）によって判断していきましょう。 また、昼と夜の区別は17：00～18：00頃を目安にすると良いとされています。
正礼装：フォーマル アフタヌーンドレス（昼） イブニングドレス（夜）
両家両親や主催者、媒酌人は主に「正礼装（フォーマル）」となります。親族も関係性によって主催者に近い場合は「正礼装」が良い場合も。 和装ですと「黒留袖」を着ることが多いですが、洋装の場合は昼の時間帯は「アフタヌーンドレス」、夜の時間帯は「イブニングドレス」を着用することがマナーです。 「アフタヌーンドレス」については首元や背中などの露出が控えめな「黒のロング丈ワンピース」が主流です。袖ありのものがエレガントで適しています。 「イブニングドレス」についてはスカート丈が床につくくらいのロング丈となります。 色は薄い色よりも、華やかで深みのある「赤」「紫」「ネイビー」「ダークグリーン」などが多い印象です。 黒や紺の場合は暗くなりがちなので、ラメや光沢があるものを選び華やかに見せていきます。 サテン生地やベルベット生地などを使うことが多く高級感、光沢があるのが特徴です。袖はなく、肌の露出もあるので煌びやかで華やかな印象ですね。準礼装：セミフォーマル セミアフタヌーンドレス（昼） カクテルドレス（夜）
結婚式に友人や会社関係のゲストとして参加する際のドレスコードは、ほとんどが「準礼装（セミフォーマル）」に当たります。 昼間は「セミアフタヌーンドレス」、夜は「カクテルドレス」を着用するのがマナーです。 「セミアフタヌーンドレス」は、スカート丈が膝～ひざ下丈になり、袖ありのものが主流です。 サテンなどの光沢の強い生地よりもシルクやレースなどの生地が多いとされています。 「カクテルドレス」は、固すぎずかつキレイめな服装です。 高級感、光沢のある厚めの生地が適しています。 スカート丈はひざ丈くらいで、色も華やかな好きな色を選んでよいとされています。 自由度が高いので「露出のしすぎ」、「派手になりすぎること」には気を付けましょう。略礼装：インフォーマル
「略礼装(インフォーマル)」とは、準礼装よりも自由度が高いドレスコードです。 流行を取り入れつつ、デザインや素材もある程度自由にコーディネート可能です。 ビーチウェディング、レストランウェディングなどの比較的カジュアルな結婚式や二次会に向いています。 昼と夜での違いもありません。 オシャレをすることが好きな方には楽しいドレスコードなのですが、決まりが少ない分やり過ぎて失敗しやすいので注意が必要とも言えます。 あくまでも「フォーマルな服装」ということを意識して、パーティの場で下品にならないように気をつけましょう。 セミフォーマルだと、パンツスタイルは好ましく無いのですが、インフォーマルはパンツスタイルもOKです。 友人が多めの場などや二次会に、トレンドを取り入れておしゃれにしたい方にも向いているでしょう。 ただ、年配の方が多めの場ですとパンツスタイルにあまり寛容でなかったりもします！年齢層や雰囲気でも判断しましょう。
服装以外のマナー
靴のマナー
靴はミュールやサンダルタイプ、フラットなのものはカジュアルな印象のためNGです。 ヒールが高すぎて派手なものも控えましょう。 おすすめとしては3〜5センチ程の高さのヒールの控えめなデザインで清潔感のあるパンプスです。 カラーは全体コーディネートや雰囲気に合わせて「統一感」を意識して選んでいきましょう。髪型のマナー
フォーマルな場では、髪型はアップヘアにしましょう。 ボサボサになってしまうのはNGで、セルフの場合もしっかりと整髪料を使ってキチンとまとめると良いです。 ハーフアップやサイドダウン、ダウンヘアなどは、結婚式の二次会やでは時々見かけるスタイルですが、結婚式ではアップヘアが好ましいです。場の雰囲気に合わせて、清潔感を意識しつつ選びましょう。アクセサリーのマナー
ティアラやお花、大ぶりの派手目なカチューシャなどは、花嫁さんとかぶってしまうのでNG！ 腕時計も「時間を気にしている」と捉えられるため控えるのが基本的なマナーです。 アニマル柄やファー、革製品も「殺生」を連想させてしまうのでNGとされています。 さらに、普段使いのカジュアルなアクセサリーも控えましょう。 昼だとパールやダイアが間違いなく、夜だとそれに加えてスワロフスキーなどの華やかなものでもOKとされています。 ゴールドの派手すぎるアクセサリーはふさわしくないので会場の雰囲気に合わせ、品をよくするように気をつけましょう。メイクのマナー
メイクはすっぴんに近いものや、派手すぎて下品になってしまうのはNGです。 アイカラーを華やかにしたり、ある程度しっかりメイクアップし、ドレスに負けないようにしていきましょう。 さらに、メイクに慣れていない方は、時間が経ったり泣いたりして汚く崩れてしまわないように工夫しましょう！ 特にマスカラやアイラインはウォータープルーフがおすすめです♪ネイルのマナー
ネイルは、暗すぎる色(黒やダーク系)や花嫁感の強いもの(白ベースにレースや花、リボン等)は控えましょう。 また爪の長さも長すぎるのはNGです。 おすすめとしては、シンプルで馴染みの良いベージュピンクやピンク系のワンカラー、控えめなラメやパール、ストーンを取り入れた清楚で上品なネイルが良いでしょう！ストッキングのマナー
結婚式にストッキングは必ず履きましょう！素足はカジュアルのためNGです。また、黒のストッキングもお葬式感が出てしまうので避けましょう。肌色や肌色に近いベージュ色を選び、基本的にはシンプルに。少しおしゃれなデザインが欲しい方も、ストーンなどのワンポイントくらいにとどめておきましょう。トレンドのコーディネート
20代のおすすめコーデ
20代の女性ゲストが多いと会場が華やかになるので、新郎新婦にとっても嬉しい存在です。花嫁さんより目立つことはNGですが、品よく華やかにすることは意識していくと良いでしょう。 顔映りの良い、パステル系のドレスはドレス初心者の方や迷った方にぜひおすすめです。
- 引用（左記）：レンタルドレスワンピの魔法
- 引用（右記）：PourVous
30代のおすすめコーデ
30代になると、周りからの目や立場などが今まで以上に気になるもの。派手すぎず、落ち着きすぎないバランスが大事になってきます。 20代の時には、多少のマナー違反も若さで許される部分もありますが、30代になると「常識のない人」になってしまいます。 キチンとした基本的なマナーを押さえ、特に肌見せはし過ぎないように気をつけていきましょう。スカート丈は膝下が無難です。 さらに、地味すぎて老けてしまわないよう華やかさを忘れずに取り入れてコーディネートしていくと良いですね。
